算数限界編問1(サヨナラ“確からしさ”)解答

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<解説>

まず一回の操作でのカードの増減を調べましょう。

・2枚取り出したら色の違うカードだった…赤のカードは箱に戻し、青のカードは箱から捨てる
  →赤のカードは増減なし、青のカードは1枚減…トータル1枚減

・2枚取り出したら同じ色のカードだった…2枚ともカードを捨て、別の青のカード1枚を持ってくる
  →赤のカードを2枚取り出したとすると、赤のカードは2枚減、青のカード1枚増…トータル1枚減
  →青のカードを2枚取り出したとすると、赤のカードは増減なし、青のカード1枚減…トータル1枚減

最後に1枚のカードが残ったのですから、40−1=39枚のカードが減ったことになります。
どの場合でも、1回の操作につき1枚カードが減りますから、「箱の中から同時にカードをかってに2枚取り出して、赤や青のカードを箱に入れたり箱から捨てたりする」操作は39÷1=39回おこなったことになります。これが( ア )に当てはまる数です。

次に( イ )ですが、これは普通に考えるととんでもないことになります(^^;
ちょっと思考を変えて1回の操作での赤のカードの増減に注目して見ましょう。

赤のカードの減り方を見ると、増減なしか2枚減るかのどれかです。
赤のカードは最初は20枚ありましたから、赤のカードの枚数としてありえるものは、

20枚,18枚,16枚,……,2枚,0枚

となり、最後に1枚だけ赤のカードが残るということはありえません。
したがって、最後に1枚だけ残るカードは必ず青のカードということになります。

よって、最後に1枚だけ残ったカードの色が青である確からしさはです。これが( イ )に当てはまる数です。

正解;( ア )=39、( イ )=1


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