問3の解答
<解説>
商(=あまりの数)をBとします。
「5688を2けたの整数Aで割ると、商とあまりの数がともにBになりました」を言いかえれば、
5688÷A=BあまりB
です。これは言いかえれば
5688=A×B+B=(A+1)×B
ですね。
AとBはともに整数でなければならないので、(A+1)とBはともに5688の約数です。
そこで5688を素因数分解すると
5688=2×2×2×3×3×79
となります。
ここで割り算においてはあまりは割る数より小さくなければならないので、AはBより大きい数です。よって、(A+1)はBより大きいです。
5688を素因数分解した中で一番大きい素数の79以外をかけても2×2×2×3×3=72と、79より小さくなってしまいます。だから(A+1)は必ず79を含んでいなければならないことがわかります。
しかも「Aは2けたの整数」です。79には2以上の整数をかけると100を超えてしまいますから条件にあう数としては79しかありません。
求めるのは(A+1)ではなくAなので答えは79−1=78。
正解;78 |