問29の解答
<解説>
意外に手強く、思いこみにとらわれると痛い目にあってしまう問題かもしれません。
まずは、「輪郭が曲線の影」は、円柱のどの部分によってできた影なのかを考えます。
いきなり結論を書きますが、下図より、円柱の上底面の半分が、輪郭が曲線の影の正体であると分かります。(ただし、水色の直線は太陽光線を表しています。)
もし分かりにくければ、輪郭が直線部分の影が図の青い部分よりなることから納得してください。(^^;
ここからは横から見た図を利用します。
上図の2直線ABとCDは太陽光線を表しています。ということは、ABとCDは平行ですね。
従って、三角形ABFと三角形AECは2角が等しいので相似です(角FAB=角ACE=90度、平行線の同位角の性質より角FAB=角CAE)
また、四角形CEBDは、EBとCDは平行、CEとDBが平行なので平行四辺形ですから、CE=DB=6mです。
というわけで、三角形ABFと三角形AECについて比例式を立てると、
AC:CE=AF:FB → 4:6=14:FB より、FB=6×14÷4=21m です。
よって、FH=21+8=29m=CG(つまり、建物の高さ!!)となります。
正解;29m |