算数実戦編問32の解答

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<解説>

ちょっとしたことに気付けば、算数で解けますが、気付かなければとんでもない計算を強いられます。。

解説図1

まず、三角形EBCと三角形ACDの面積は、底辺と高さはともに等しい長さなので、面積は同じですね。

解説図2

ここでちょっと三角形の面積を、
 三角形EBC=三角形EFC+三角形FBC
 三角形ACD=三角形AFE+三角形EFC+三角形ECD
と分けてみると、2つの三角形の面積は等しいのですから、

 三角形EFC+三角形FBC=三角形AFE+三角形EFC+三角形ECD
となります。

 両辺から三角形EFCを引いて
三角形FBC=三角形AFE+三角形ECD
となりますが、三角形FBC=50cm2、三角形ECD=42cm2だったので、
三角形AFE=8cm2となります。

ところで三角形AFEと三角形FBCは相似です(チョウチョ型相似)。
三角形AFEと三角形FBCの面積比は8:50=4:25=2×2:5×5なので、相似比は2:5とわかります。
(※相似比がa:bの図形があったとき、面積比はa×a:b×bでしたね)

したがって、AE:BC=2:5となり、AE:ED=2:5−2=2:3です。

解説図3

三角形ACEの面積は42×2/3=28cm2です。(三角形ACEと三角形ECDの面積比はAE:ED)
これにより、三角形ACDの面積は28+42=70cm2と求まります。
三角形ACDの面積は平行四辺形の半分でしたから、答えはこの2倍で140cm2となります。

正解;140cm2

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