算数実戦編問34の解答

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<解説>

中学入試としては標準的な問題です。
あまり新鮮な問題というわけでもないので、今回は解き方を3つほど紹介することにします。

(その1)
「サトシ+タケシの速さ」で池を一周すると40分かかり、「カスミ+タケシの速さ」で池を一周すると44分かかることになるので、速さの比はかかる時間の逆比になります。
「サトシ+タケシの分速」:「カスミ+タケシの分速」=44:40=11:10とわかります。
線分図このことから、サトシの分速とカスミの分速の差…つまり80−65=15mが11−10=[1]にあたります。
(これがわかりにくければ、右の線分図を参考にしてください。)
「サトシ+タケシの分速」、つまり[11]の速さでは40分で池を一周するので、15×11×40=6600mが答えです。

(その2)
池一周分を3人で走った道のりを個別に線分図で表すと次の図のようになります。
線分図図で茶色の部分に注目します。
茶色部分の長さは、サトシとカスミの進んだ道のりの差で表すと、80×40−65×44=340mとなります。
一方、タケシだけを見てみると、茶色部分はタケシが4分で進んだ道のりであることがわかります。
つまり、タケシは340mを4分で進んだことになるので、タケシの分速は340÷4=85mとわかります。
あとは簡単。(85+80)×40=6600m または(85+65)×44=6600mと求められます。

(その3)
サトシとカスミは、1分につき80−65=15mずつ離れていく(もちろんカスミが後ろになる)ので、サトシとタケシが出会ったとき、カスミは15×40=600m後ろにいることになります。これは、このときのタケシとカスミは600m離れているということになります。
タケシとカスミは、この4分後に出会いました。つまり、2人は1分につき600÷4=150mずつ近づくということです。
タケシとカスミは同時に出発して44分で出会っているので、150×44=6600m、とすれば池の一周が求まりますね。

正解;6600m


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