算数実戦編問52の解答

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<解説>

最大はやや難問です。直接買った切手を求めるよりも、手元に残った硬貨の内訳を考えましょう。

はじめ100×3+50×1+10×2+1×4=374円持っていたことを確認しておきます。

ではまず最小からですが、これは簡単。
1円玉だけを減らして、
100円玉3枚、50円玉1枚、10円玉2枚、1円玉1枚 …★
とすればOK。このとき3円使っています。
実際、3円の買い物をしたとき、1円玉3枚で支払ったときに手元に残る硬貨の枚数がもっとも少なくなり、★の硬貨が残ります。
ですから最小は3(円)。

問題は最大。
7枚の硬貨で作れる最小金額は、もちろん1円玉7枚で7円です。
しかし、これはあり得ません。なぜなら、7円であれば「5円硬貨1枚+1円玉2枚」とすればもっと枚数を少なく出来るからです。
実際、374−7=367円の買い物をしようとすると、
100円玉3枚、50円玉1枚、10円玉2枚、1円玉2枚=372円支払って5円のお釣り。これは5円玉1枚で渡されるはずです。

ですから、1円玉は5枚以上あってはいけない、つまり4枚以下です。
同様に、5円玉は2枚あれば、10円玉1枚に変わるので、5円玉は1枚以下です。
ということで、7枚の硬貨で作れる最小金額は
10円玉2枚、5円玉1枚、1円玉4枚=29円 …☆
となります。

つまり、374−29=345円の買い物をしたと考えられます。
実際、100円玉3枚、50円玉1枚=350円出せば、お釣りは5円玉が1枚で手元に残る硬貨の枚数がもっとも少なくなり、☆の硬貨が残ります。
ですから、( イ )は345(円)。

正解;最小=3,最大=345


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