算数実戦編問59の解答

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<解説>

正三角形のワクをクギに引っかけていろいろ動かしてみると、ワクの通過する部分は、図1の右下のようになります。

なんだかラグビーボールが肥満化したようなびみょーな形ですので、ここは図形を分割して考えてみましょう。

分割する前に、図2左側の灰色の三角形に注目してください。
4つとも正三角形であることはすぐに分かると思います。
また、クギの間隔が7.5cmであることから、中心部の2つの正三角形の一辺は7.5cmです。
ということは、両サイドの2つの正三角形の一辺も15−7.5=7.5cmです。
これら4つの合同な正三角形をうまく利用する為に、図2右側のように図形を分割します。

右上にあるのは、もちろん半径15cm、中心角60×2=120度の扇形です。
右下の図形は、両サイドの正三角形を中心部に寄せ集めれば、右上の扇形と同じものが出来上がります。
結局求める面積は、半径15cm、中心角120度の扇形2つ分です。

中心角120度の扇形は、3つくっつければ円になりますから、
15×15×3.14÷3×2=150×3.14=471cm2となります。

正解;471cm2


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