算数実戦編問68の解答

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<解説>
1の箱2の箱3の箱
96112116
1回目
2回目
3回目
108108108

1回作業をすると、次のような箱が1つずつできますね。
・「枚数がもとのままの箱」 ・「25%シールが減って75%しか残らない箱」
・「どっかの箱の25%のシールが移ってくる箱」

3つの箱のシールの総数は96+112+116=324枚ですから、3回目の操作後の3つの箱のシールの枚数はどれも324÷3=108枚になっています。
3回目の操作の前は(どれが表のア・イ・ウかはわかりませんが)次のような内訳であったはずです
・「枚数がもとのままの箱」→操作前も108枚だった
・「75%シールが残って108枚」→108÷0.75=144枚だった
・「移ってきたシールとあわせて108枚」→324−(108+144)=72枚


1の箱2の箱3の箱
96112116
1回目
2回目
72・108・144
のどれか
3回目
108108108

次に1回目の作業後について。
(どの箱かは不明ですが)2回目の作業をしても「枚数がもとのままの箱」が1つだけあるはずです。
すなわち、1回目の作業後(エ・オ・カ)には、2回目の作業後の「72枚・108枚・144枚」のうちどれか1つがあるということですね。 …★

1)1回目で「25%シールが減る箱」が1の箱のとき
1の箱は96×0.25=24枚減り、96−24=72枚残ります。
★で作りたい枚数の1つ「72枚」ができたので、ここはもう崩せません。

・1の箱の24枚が2の箱にいくと、(1の箱,2の箱,3の箱)=(72,136,116)となりますが、この後どう作業しようとも、「72枚・108枚・144枚」の組み合わせにすることはできません。
・1の箱の24枚が3の箱にいくと、(1の箱,2の箱,3の箱)=(72,112,140)となりますが、この後どう作業しようとも、「72枚・108枚・144枚」の組み合わせにすることはできません。

2)1回目で「25%シールが減る箱」が2の箱のとき
2の箱は112×0.25=28枚減り、112−28=84枚残ります。
・2の箱の28枚が1の箱にいくと、(1の箱,2の箱,3の箱)=(124,84,116)となり、★より不可。
・2の箱の28枚が3の箱にいくと、(1の箱,2の箱,3の箱)=(96,84,144)となり、★にあいます。
 このあと、1の箱の25%を2の箱に移すと(1の箱,2の箱,3の箱)=(72,108,144)で条件にあいます!

3)1回目で「25%シールが減る箱」が3の箱のとき
3の箱は116×0.25=29枚減り、116−29=87枚残ります。
ところが、29枚(奇数)を1や2の箱(偶数)に移すと、枚数が奇数になってしまい、すべて偶数枚の★にはなりません。

正解;[ア,イ,ウ,エ,オ,カ]=[2,3,1,2,3,1]


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