初通過2004.08/09
〜不入山林道 岩戸隧道/不入山開山隧道〜

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2004.08/09に初通過のトンネル
津野町(旧東津野村)不入山の林道に隧道があるという情報をしろさんのサイトにて知った。
四国では非常に珍しい造りを持つ隧道もあるようなので、一目見ようと足を運んだ。
与作国道と高知県道48号線(四国カルスト公園線)の交差点のごく近くに、林道への入り口はある。
狭く古めかしいアスファルト舗道の林道をゆっくりと進むと、第一の隧道が現れた。 

ごく狭くかなり怪しげな隧道だ。素掘り隧道のすぐ傍に民家という絵は、かなり違和感を感じる。


←西側坑口

東側坑口→

とにかく短い。延長は10mもないだろう。
内部は、山側はコンクリ、川側は生粋の素掘りとなっている。
内部写真はしろさんよりいただきました。超Thanks!!m(__)m
名前:岩戸隧道
路線:不入山林道
所在:津野町(旧東津野村)
延長:不明
竣工:昭和37年12月


←扁額

銘板→

隧道の脇で見つけた、まるで小さなミカンをむいたままで一ヶ月放置した図のような、けったいな生物。

こいつは「ツチグリ」というキノコ。こいつを見かけたのは実に20年ぶりくらいだが、そんなに珍しいものでもない。

隧道の山側の壁に、何やら金属の棒が…これが「レール」というやつか?!
(どうやらレールではない模様です)

岩戸隧道を抜けると、すぐにダートとなる。
まあ序盤はフラットの部類なんだろうけど…四駆軽四でないとやや厳しいと思った。

なんだか立派な案内看板見っけ。 この先の隧道が小さく描かれていた。


ダートが段々荒れてきているような気がするけど…まだ行けそうなので進んでみる。
慎重に慎重に前進していると、やがて、第二の隧道が現れた。

その名は「不入山開山隧道」
この四角い断面もちょいと変わっているが、もっと珍しいイベントがあるらしい。


←西側坑口

扁額拡大→


内部は素掘り。天井は異様に高く感じる。
金網のようなものが内部に張り巡らされているが、将来コンクリ吹きつけでもするのだろうか?
この隧道最大の見所は、内部の素掘りでも金網でもない。
隧道西口より視線を少し左に移せば、そこにあるのは…
なんと隧道内分岐
人1人やっと通れるほどの狭さである。

…果たして向こう側はどうなっているのだろうか?
あっという間に行き止まり_| ̄|○ どうやら、森林軌道なるものの跡らしい。
オーバーハングの岩が迫力満点。ていうかこれ本当に危険です。


←北側坑口

北側内部→

おおっと、銘板も撮影しなきゃ。 S58竣工…思ったより新しい隧道だね
名前:不入山開山隧道
路線:不入山林道
所在:津野町(旧東津野村)
延長:42.0m(本線)
竣工:昭和58年3月


←東側坑口

東側内部→

隧道を抜けると、そこにはめちゃくちゃに荒れたダートが待ち受けていた。 この先に隧道があるという話も聞かないので、ここで引き返すことにする。
Special Thanks:しろさん
隧道や軌道に関する考察も掲載してあります!

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