算数限界編問21の解答

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<解説>

無計画にボタンを押すのでは、ライトを全部点灯させられるかどうかも怪しいですね。
『なるべく多くのボタンを押す=押さないボタンはなるべく少なくする』なので、すべてのボタンを押してから、押さないボタンを探すことにします

スイッチは奇数回(1回、3回、5回)切り替わるとONになりライトが点灯し、偶数回(0回、2回、4回)切り替わるとOFFでライトは消えます。…(★)
また、ボタンは押す場所だけが問題であり、ボタンを押す順番はどうでもいいことはわかりますね。

押すボタンは24箇所ありますが、対称性に注意すると、5箇所について調べれば十分です。
全部のボタンを押す場合、下の図で同じ色に塗られた部分は必ず同じ回数だけスイッチが切り替わるはずです。

5色

その5箇所は、それぞれ次のようにスイッチが切り替わります。
直接そのボタンを押したり、あるいはとなりあったボタンを押したときにスイッチが切り替わります。

スイッチの切り替わり

よって、すべてのボタンを押すと、スイッチの切り替わる回数は次のようになります。
ボタンにカラーで書いてある数字がスイッチの切り替わる回数です。

スイッチの切り替わり回数→(★)よりライトの点灯状況は→ライトの点灯状況となります。

ここまでくれば、押さないボタンはこれだ!←図の印をつけた4箇所を押さなければ、すべてのライトが点灯するということは容易にわかりますよね!
というわけで、問題図1の番号と照らし合わせて、3,11,14,22が押さないボタンの番号です。

しかし、これが答えであると言うには、「押さないところが4箇所未満の場合はすべてのライトを点灯させられない」ことを示す必要があります。
これは、図で印は4箇所あり、どこかのボタンを1回押さないだけで印の2箇所(以上)のライトを点灯させることができないことからです。…(

さて、残った課題は、4箇所だけを押さないようにしてすべてのライト点灯させる方法は他にないのかということですが、結論からいうとありません。
その理由を以下に述べておきましょう。長くてわかりにくいだけの文ですが...(T_T)

)より、印が4箇所あることから、押さないようにする4箇所はともに印を必ず点灯させるような位置、つまり印自体か、またはそれととなりあうボタンを押す必要があります。 …(☆)
(☆)の条件を満たすようなボタンのどこを押さないようにしてもON/OFFが切り替わるのは4箇所です。つまり、1回押さないごとに最高でも4箇所しか点灯させることができません。4回押す場合は、点灯できるのは最高でも16箇所です。
一方、点灯させなければいけないボタンは全部で16箇所あります。よって、無駄はまったく許されません。
印以外の部分を押さないとすると4箇所も点灯させることはできない(逆に消灯してしまう箇所がある)ので、結局印を押さないようにするほかありません。

(参考)なお、『なるべく多くのボタンを押す』という条件を省いた場合、次のように押してもすべてのライトを点灯させることができます。
参考図

正解;3,11,14,22

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