馬路村・魚梁瀬森林鉄道跡隧道群 その1

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※撮影日:2005年夏

※廃線跡の隧道を安田川下流から順に紹介。
取材箇所は意外に住宅が多かったりする
従って極力遠景写真公開は控えたことをご了承いただきたい。

さて、最初の隧道は…県道沿いではなく(川の対岸を走る小道)、しかも薮の中にあるので、発見しにくかった。


 
廃線跡の隧道で最も下流に位置するものは、クルマでも通れそうな幅のサイクリングロードに存在する。
実際に四輪車が通っているのを確認したので、私も失礼してここまで車で。。(^^;
 
薮にまぎれてわかりにくいが、近づいてみると確かに隧道であることがわかる。
 


 


 
残念ながら、鉄柵のようなもので封鎖されており、隧道内に入ることはできない。

内部は積み物であることが見て取れる。
 
サイクリングロードは隧道のすぐ横、川側を通っている。
この道を上流の方に進み…
 


 


 
緩いカーブを曲がって振り向くと、反対側の坑口が見えた。予想通りではあるが、こちら側も封鎖されている。
 
こちら側は薮が控えめなので、隧道の全体像を拝むことができる。
 


 


 
坑口の横には“I”が刻まれていた。
これが何を意味するかは…他の隧道を見ていくうちに明らかになる。
ていうかもうバレバレ?

一個目の隧道の探索はここまでとする。
 
 
次の物件も川を挟んで県道の対岸にある。ポータルは県道から眺めることも可能
 
 
県道から隧道を眺める。
小さな断面が確かに見て取れる。
こちらは封鎖などされていないようだ。

 


 


 
県道対岸に移動し、適当な広場にクルマを止め、徒歩で隧道にアプローチ。

対岸は狭い道なのでクルマでアタックは不可。ていうかここはサイクリングロードですよ。
 
道幅は0.9車線ってとこか。
クルマは当然ながら、自転車乗りすらちっとも見かけないのは仕様?
 


 


 
そして現れた2つ目の隧道の南口。
 
ポータル左上にズレが生じているが、保存状態はまずまず…いや良好の部類か。
 


 


 
この隧道には“II”の刻印が。
どうやら、下流から数えて何番目の隧道かを示すものらしい。
 
内部の様子。側壁は石、アーチ部は…コンクリブロック?

積み物で作られた隧道独特の美しさが感じられる。
 


 


 
僅か数十mのトンネルは、徒歩でも通り抜けはあっという間である。
 
こちらは上流側のポータル。
あちらに比べて植物の勢力がやや強いようだ。
 


 


 
む、路面に四輪のものと思われる跡…
でも軽四でも厳しそうな幅だし、しかもサイクリングロードだし…

結論:ここは迷わず撤収
 
というわけで一旦県道に戻り、より上流にある隧道を目指すことにする。
 

その2


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