離島に挑むシリーズ1
中島と怒和島 -後編-

戻る>>TNL Project TOP特設


中編に戻る

次なる目的地は、怒和島(ぬわじま)のトンネル。
船員のおじさんが親切で、怒和島徒歩について等のアドバイスを戴いた。さんきゅ
 


 
怒和島の上怒和港にはあっという間に着いてしまう。
港の滞在時間は短いため、ぼやぼやしてたら降り遅れるぞ。
 
さあ、トンネルを目指して…
ガッツ石松…じゃなかった(謎
右に曲がります、右に曲がります
 


 


 
間もなくまるで取ってつけたような交差点に達する。
こっ この怪しげな手書きラインの引かれたコンクリ舗装に入るの?
 
流石に一寸途惑ったが、看板によればこれが元怒和に行ける道のようだ。
なので、こっちで間違いないんだよな…
恐らくきっとたぶん
 


 


 
2車線のような1.5車線のようなコンクリ舗装された農道を、てくてくと歩いてく。。
 
農道に入ってほんの数分でトンネルが見えてきた!
自然と足取りが軽くなる。
 


 


 
その隧道の名は上怒和隧道!それほど古くはなさそうなのに「隧道」表記。
 
ちょいと高い位置に銘板があるので撮り辛かった。

昭和57年製の195mらしい。
延長はおおよそ予想通り。竣工は辻堂トンネルより後のくせに「隧道」なのね。
 


 


 
歩道部分は資材置き場と化しているので車道部を歩く。
照明は設置されているものの点いているものは1つもない。
一見何の変哲もないコンクリ巻きだが、なんとなく奇妙だ。

 
潮風のせいなのだろうか、照明はひどく錆び付いている。
幾つかの照明は壊れたまま放置状態。“廃”な雰囲気さえ感じる。
隧道は島民の方々に使われているのは間違いないんだが…
 


 


 
トンネルを出た。これで任務完了!後は船の出港までに元怒和港に行けばいいだけ
 
地図とにらめっこした結果、トンネルの先を進むと港まで時間がかかりそうなので引き返そう。
 


 


 
のどかー ていうかのどかという度を過ぎているような気がする。。

なお、この道路はれっきとした愛媛県道でございまする。
 
向こうに見えるのがこれから歩むべき道。まだあんなに歩くのか…
 


 


 
学校前を通り過ぎ、最後の上り坂だ。
既に今日は15kmほど歩いたから結構しんどい。
 
最後の坂を上りきりピークで一休み、大きく1つ深呼吸。
このとき食べたおにぎりがうまいのなんのって。あの味は忘れられない。
 


 


 
下りきると突然道が狭くなってしまう。
さてと、元怒和港はどこだ?
 
裏道で目立たないようなところに港はあった。
 


 


 
屋根より高いこいのぼり。日の丸つき。
「ひな祭り」のメロディで「こいのぼり」を歌っていたあの頃が懐かしい。
 
高速艇に無事乗れて、高浜港に戻る。
これにて離島の旅はおしまい。
 


 

たぶん、今までの人生の中で一番歩いた距離が長い日。。
正直疲れましたが、運動嫌いの私でも楽しんで歩くことができました。

島ということもあって、とにかくのどかです。
唯一、中島の信号はかなりせっかちのようでした(謎)

-完-

もう一度はじめから読んでみる?→前編


戻る>>TNL Project TOP特設